史上最低のF1GP

録画された放送を見てみると、予想を超えた展開でした。
F1第9戦のインディアナポリスは、BS勢の3チーム6台だけが走行するという異常なレースになっていました。ミシュランが持ち込んだタイヤが10周以上安全を保証できないと宣言したのを発端に、ルールにこだわるFIAと、アドバンテージを主張するBS勢と、板ばさみになったミシュラン勢の間で、妥協案が見つからなかったようです。ミシュラン勢がリタイヤすることを決定したのはスタート10分前だったそうですから、おそらくスタンドにいた人々は、フォーメーションの後で一斉にピットインするのを見て、何が起きたのか理解できなかったことでしょう。
それにしても、それぞれの主張だけを取り上げると筋は通っているようですが、残念なことにどこにも観客の姿が見えてきませんね。高いお金を払って見に行ったアメリカの人たちを本当に気の毒に思います。

ただし、ペットボトルや缶を投げ込む観客がいたのにはあきれました。腹が立つのもわかるけど、ミシュランタイヤより危険ですよねぇ。

- スポンサードリンク -