アウディ・クワトロ(通称ビッグクワトロ)は、今やアウディ車の代名詞とも言える四輪駆動システム・クワトロを始めて搭載した車であるとともに、80年代のラリー・シーンでアウディの名を轟かせたくるまです。
今回、見せて頂いた、ビッグクワトロは'85式の白。走行距離も90,000Km近くになろうとしていますが、内外装ともに綺麗な車でした。
エクステリア
今の車には、珍しい直線基調のデザインが新鮮に映りませんか?


アウディ・クーペとの外観の違いが、この大きく膨らんだ前後のフェンダー

CG 2000.10月号によると、クワトロは2度のマイナーチェンジを受けているらしい。その見分ける最初のポイントがヘッドライト。 この一体型のライトは、シリーズ2と3に採用。ヘッドランプ・ウォッシャーも付いてます。

リヤエンドには、小ぶりのスポイラーが装着されています。テールライトもシリーズ1はクリア、シリーズ2と3はこのスモークになります。トランクリッドはFRP製みたい。

インテリア
少し驚いたのが、意外に豪華装備な事。デザインや質感は、現代の基準に照らしたら、少し古さを感じてしまうのは仕方ないですね。。。
シートはレカロ製らしいです。サイドサポートもしっかりしていて、ちょっとスポーティ。後席も広くて、大人2人なら余裕。実用性も十分です。

革巻きのステアリングの手ごたえはやや重め。メーター照明が赤かどうかを確認するのを忘れてしまいました。(後日、石橋さんよりオレンジ色だというメールを頂きました。ありがとうございますm(__)m ということは、赤くなったのは初代A4から?)
ちなみにシリーズ3では、メータがデジタルになるそうです。よって、この車はステージ2という事に決定。
シフトも革巻で、パターンはオーソドックスな5速。センターコンソールのオーディオ下には、デフロックのダイアルとデジタル式の油温計と電圧計。その下にあるスイッチは前席パワーウィンドウ。

エンジンルーム
直列5気筒ターボエンジンで200psを出力。A4よりは、はっきりとターボの効きが感じられるセッティングでした。
一瞬、アーシングとみまちがった左側からのメタルの線は、燃料系。ちなみにマネジメントは機械式のKジェトロ。
アウディの伝統にならって前寄りに縦に積まれてます。ダブルスカットル構造といい、現在のA4のレイアウトは、既にこの頃から確立されていたんですね。

ヤナセの正規物であることを証明するプレート。いったい何台入れたんでしょうね?
その他
マフラーは2本出し。見た目は地味ですけど、結構太さはありますね。音量は大きくはありません。

クーペスタイルとデッカイ燃料タンクが備わっているので、トランクスペースはやや小さめ。おまけにスペアタイヤが左端に居座ってます。ちなみに、トランクを開けるにはどうしたらいいか?
国産車のように運転席脇の床なんかを探したのですが。。。。。答えは、運転席側のドアを開けたボディー側ドアロックがある付近(う?ん説明が難しい)にレバーがありました。

サイドのフォーシルバーリングスがおしゃれ。これはA4のドレスアップに使えるかも。ホイールもオリジナルのスポークタイプ。タイヤもごく普通のサイズでした。

だいぶ古い車の部類には入るのでしょうが、だいじに乗られているようで各部のへたりもあまり感じられません。(年式相応ですけど)
走りのほうも、現代のスポーツバージョンには比べるべくもありませんが、当時の高性能車としての片鱗を感じることが出来ました。 思ったより乗りやすいし、元気だし、維持にも苦労をしないようです。
何より、この車の輝かしい歴史が、所有する喜びを満たしてくれそうです。
Special thanks Mr. Ishibashi/Ohoita
