TOURAN REPORT

アメリカでブームとなり日本でも確固たる地位を気づいてしまったミニバン(一部トールワゴンと呼んでいるものもあるようです)ですが、やっと欧州でも人気が高まりつつあるようです。
それに伴い欧州車でも、オペルのザフィーラやルノーのグランドセニック、プジョーの307SW、メルセデスのヴィアーノなど3列シートのニューモデルが登場しました。
その中の一台であるトゥーラン(日本ではゴルフ トゥーラン)。数ある日本製ミニバンとどこが違うのか紹介します。

■エクステリア

トゥーランは、ちょっと幅広のコロッとしたスタイルをしています。最近の車にしてみればデザインに遊びがないのか野暮ったい感じを受けます。長く乗るうちに良さがわかってくるという、古きよき時代のドイツ車の流れをくんでいるのかもしれません。
私の車は、ブラックマジックパールエフェクトという黒。パールという言葉が示すように光の具合で微妙に色が変化します。納車時期優先で選んだ結果ですが、今となれば良い選択だったかなと思います。ボディに映り込む風景がたまりません。(洗車が大変かもしれませんが)
ダイビングブルーやトルネードレッドといった派手目の色も良いかもしれませんね。

フロント

一つ前のVW顔です。きっとマイナーチェンジで最近のVWのトレンドである顔に変わることでしょうね。グリルの縁はメッキで、ちょっとしたアクセントになってます。グリル中央にはお約束の大きめのVWマーク。ライト類は最近のトレンドにならって一ヶ所にまとめられています。フォグランプが付くのはGLiのみです。

やはり投影面積が大きいですね。空力にどう影響するのでしょうか。空力と言えば、最近の車にしてみてはサイドのルーフに向かっての絞り込みが少ないような気がします。おかげで頭上の圧迫感は少ないのですが、横風に対する影響はないのでしょうか。背も高いので気になるところです。

ワイパーは左右に開くタイプ。この方が拭き取り面積が広いのだそうです。運転席側の拭き残しのほうが多いようなのですが、左ハンドル仕様の名残でしょうか。
信号待ちなどで停車すると、急に間欠モードになってびっくりしました。


サイド

正面から見たときに受ける印象とは対照的に意外と全長は短いんです。国産車で比較するとセレナやステップワゴンより30cmは短いんです。これで3列を実現していますから、やはり3列目が狭いのは仕方ないところです。もちろん脚立がないとルーフの洗車はできません。
サイドマーカーは、これまた最近の流行にならってドアミラーに内蔵されてます。


リア

トゥーランの印象を地味にしている理由の一つが、このリアスタイルだと思います。なんとも商用車然としてませんか。
うちの場合は、ボディカラーがブラックな分だけ救われている感じがします。せめてルーフスポイラー程度は欲しい気もしますね。
後ろにも大きなVWマークが付いています。

これも最近の流行なのか、マフラーは底面排気になっていて後ろからは見えません。

ルーフ

GLiにはシルバーのEにはブラックのルーフレールが備わります。
シルバーのレールは、バーを付けるときに傷つけそうで気になりませんか?それに、使っているうちに曇りがでてきそうです。
欧州車らしいルーフアンテナは無く、アンテナはサイドウィンドウにプリントされています。

ちょっとこだわって付けたのがサンルーフです。開けると室内が明るくなって気持ちがいいのですが、若干開口部が狭いです。開放感という点ではいまいちかも。
ルーフをチルトして、内張りを締めておいても換気はできます。喫煙者には便利かもしれませんね。

・ドアグリップ

VW車は伝統的にグリップタイプのドアノブを採用してます。事故が発生してドアが開かなくなった時ここにフックを掛けてドアを開くため、と昔聞いたのですが本当でしょうかねぇ。

・ホイール

2007モデルGLiはご覧のような5本スポークのアルミが標準です。勿体ないですが、納車直後に外してしまいました。

■インテリア

インテリアも外観同様に地味な仕上がりです。さすがにアウディを始めとするプレミアム御三家と比べると素材の安っぽさを感じる部分も多数見受けられます。叩くと箱鳴りする部分もあり、時々聞く異音クレームの原因になっている気がします。まぁ、価格相応といったところでしょうか。

1列目

まずは運転席。一言で言えば背の高いゴルフ5。VWに乗ったことのある人なら、すぐに落ち着くながめです。
メータークラスターはちゃんと独立していてドライバーズシートの正面にあります。センターメーターは、私が国産ミニバンを好まない理由の一つです。
メーター類は夜間鮮やかなブルーに光ります。アウディの赤はエッチいと言われましたから、今回はクールと言って欲しいものです(笑)

ちょっと高めのポジションで未だしっくりきていませんが、シートのしっかり感はさすがドイツ車と思います。GLiのスポーツシートは、わりとタイトです。ゆったりとは言いませんが、Eと同じ形状でもよかったのでは。

2列目

2列目のニースペースは前車A4からかなり広くなりました。(A4が狭すぎ?) 3人分が独立しており、それぞれ取り外しが可能です。真ん中をはずして両サイドを少し内側に寄せたキャプテンシート状態にすることができるなど、レイアウトはそれなりに多彩です。
外したシートは20Kgにもなるそうです。外される場合は、腰に気をつけて(笑) 我が家では、外したシートを置く場所がありません。

1列目のシートバックにはテーブルもセットされています。これは子供が喜びそう。でも車内での飲食は当面禁止にしときます。開いたテーブルの裏側には、荷物を掛けるフックまで用意されているようです。こんな細やかさは以前のドイツ車には無かったですねぇ。


3列目

3列目に乗り込むには、こんな具合に2列目を折り畳みます。タンブルするって言うそうです。乗り込む際に、どうしても床の樹脂部分を踏んでしまいます。汚れが目立ってやですね。

3列目は子供用と割り切った方がいいかもしれません。または近場へお食事に行くとき程度かな。私は座りたくありません。せめて真ん中のシートを折り畳んで、足を伸ばさせてください。

通常は3列目は床下に収納します。収納するときにヘッドレストを外す必要がありますが、外したヘッドレストも床下へ収納することができます。


収納したヘッドレストに網目状のかたが残るのが残念です。

■カーゴルーム

7人乗り状態

3列使用した状態でのカーゴルームは、ほとんど無いに等しいです。この状態の容量は121L。大きめのベビーカーだと入らないかも。


5人乗り状態

3列目をたたむと、600Lの容量になります。
カーゴルームの四隅にはネットのためのフックも備わっています。荷物が動いてガタガタ言わないように、常にネットで押さえています。
トノカバーは標準で付いていますが、2列目と仕切るカーゴネットはありません。というかオプションでも付けられません。荷物を高く積むことがある場合は滑ってきそうですね。


2人乗り状態

さらに2列目をタンブルすると、1913Lの広大なカーゴスペースが誕生します。ここまでくると普通の使い方で困ることは無いでしょうね。

■エンジン

トゥーランのエンジンは2.0Lと1.6Lの2種類です。ともにFSIと呼ばれる直噴エンジンです。さすがにVW・アウディ自慢のエンジンだけあって、とてもトルクフルで扱いやすいと思います。
アクセルを戻した後の再加速で一瞬もたつく(省燃費モードとの切り替え)と言われてますが、新しいイヤーモデルになるほど改善されているようです。

2006年モデルはボンネット裏にインシュレータが付いています。年式によっては付いてないものもあるようです。遮音や遮熱の効果がどれほどあるかはわかりませんが、無いよりは有るほうが気分はいいですね。

■その他

・キー

キーは、おなじみになった折りたたみ式です。初期の折りたたみ式キーはロック・アンロックの2ボタンでしたが、トゥーランのそれはリアゲートのオープンが加わって3ボタンとなっています。

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